短期プライムレート 変動金利

【実例】ネット銀行の変動金利は上がりやすいって本当?金利推移を紹介します!

2022年4月10日

 

ネット銀行の住宅ローンは低金利の変動金利が魅力の一つです。

2022年4月時点の主要なネット銀行の金利はこのようになっています。

 

メモ

住信SBIネット銀行(ネット専用) 0.44%

auじぶん銀行 0.41%

ソニー銀行 0.507%

paypay銀行 0.38%

イオン銀行 0.52%

楽天銀行 0.537%

(2022年4月時点)

 

しかし、住宅ローンに詳しい人に話を聞くと「ネット銀行の変動金利は上がりやすいから注意が必要」と聞いたことがあるかもしれません。

たしかにネット銀行の変動金利は他の銀行と考え方が違います。

でも、一概に上がりやすいのかというと必ずしも言い切れません。

 

この記事では

なぜネット銀行の変動金利は上がりやすいと言われるのか?

いままでの金利推移を分析

を紹介します。

どの程度のリスクがあるのかを知った上で、納得した住宅ローンを選べるように解説していきます。

 

 

なぜネット銀行の変動金利は上がりやすいと言われるのか?

そもそも変動金利は何をもと金利が決まるのでしょうか?

一般的には「変動金利は短期プライムレートに連動」しています。

この短期プライムレートは日本銀行の政策金利の影響を受けています。

 

短期プライムレートとは

銀行が最優良の企業(業績が良い、財務状況が良いなど)に貸し出す際の最優遇貸出金利(プライムレート)のうち、1年以内の短期貸出の金利を「短期プライムレート」(略して「短プラ」)といいます。かつてこの短期プライムレートは、各銀行が公定歩合に連動した金利をもとに、信用リスクの大きさに応じて上乗せ金利を付け加えて決めてきました。しかし1989年以降は、公定歩合ではなく譲渡性預金(CD)などの市中金利に連動して決めるようになり、現在では「新短期プライムレート」(略して「新短プラ」)と呼ばれ、一般的となりました。

引用:SMBC日興証券

しかし、多くのネット銀行は必ずしも「短期プライムレート」に連動していません

銀行により変動要因は様々ですが、会社の収益やコストを加味して決定するところが多いです。

こういった背景によって、ネット銀行の変動金利は上がりやすいと言われています。

ちなみにネット銀行の中でも、住信SBIネット銀行は短期プライムレートに連動していると明記されています。

【注意】ネット銀行の住宅ローンは「短期プライムレート」に連動していない!?

続きを見る

 

いままでの金利推移を分析

それでは、実際にネット銀行の変動金利はどのような動き方をしていたのでしょうか?

まずは一般的な短期プライムレート連動の変動金利の推移から確認します。

出典:住宅金融支援機構『民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)』

過去の推移からわかること

2009年頃から10年超変動はしていない

2006年~2008年頃はリーマンショクなどにより約0.4%金利上昇

20年超は多少の上下はありつつも低水準

 

一方、短期プライムレートに連動しないネット銀行の金利推移はどのようになっていたのでしょうか?

ネット銀行の住宅ローンは直近10年で取扱いの銀行が増えてきたため、開業以来大きな変動をしていないところがほとんどです。

メモ

楽天銀行(2015.11〜)

じぶん銀行(2015.12〜)

PayPay銀行(2019.8〜)

 

唯一、「ソニー銀行」は住宅ローンの取扱いが2002.3〜と金利上昇を経験しているため、ソニー銀行の金利推移を比較対象に確認します。

引用:ソニー銀行

ソニー銀行金利推移でわかること

2005年頃から2008年にかけて約1.0%金利上昇

2013年頃から現在の水準近くになっている

 

比較した違いをまとめると、

比較した結果

金利上昇時期はソニー銀行の方が4年ほど早かった

金利上昇の幅もソニー銀行の方が大きかった

金利水準が落ち着くまでの期間はソニー銀行の方が長かった

 

このように、金利変動する時期についてはある程度近いものの、変動する期間や変動の幅は異なっていました。

今回の比較はあくまで過去の話ですので、将来的な金利変動を予想するものではありません。

ですが、短期プライムレート連動の変動金利とは少し違う動き方になるという点は十分理解しておきましょう。

 

ネット銀行で気をつけたいこと

5年ルール125%ルールがないネット銀行も

多くの銀行では、急激な金利変動に対してのセーフティネットとして、5年ルールと125%ルールというものが変動金利(元利均等返済)の場合は適用になります。

しかし、一部のネット銀行ではこれらのルールが適用にならないので注意しましょう。

具体的には「ソニー銀行」「PayPay銀行」はこのルールは適用されません

【注意】5年ルールと125%ルールとは?ネット銀行には採用していないところも

続きを見る

 

事前審査の精度が低いネット銀行が多い

多くのネット銀行ではネット上で事前審査ができますが、精度が低く、通ったからといって安心できないこともあります。

本来、事前審査では身分証や収入資料、物件資料など多くの資料を提出します。

銀行は提出された書類をもとに、融資基準を満たしているのかを審査しています。

しかし、ネット銀行など一部の銀行の事前審査では、こういった資料の提出不要で自己申告でのみで審査しています。

実際に借りようとして、資料を提出したら否決になってしまったなんてこともあります。

自己申告のみで完結してしまう審査の場合は、あまり当てになりませんので注意しましょう。

 

まとめ:デメリットを知った上で最適な住宅ローンを選ぼう

多くのネット銀行の変動金利は短期プライムレートに連動していませんが、それだけでリスクが高いのかと言うと明言はできません

ただし、過去の推移を確認する限り、短期プライムレート連動の変動金利とは少し違う動き方になるという点は十分理解しておきましょう。

実際に、金利の上昇タイミング、金利の上昇幅、変動する期間は異なりました。

今後の金利上昇の際も、短期プライムレート連動の変動金利とは少し違った動きをすることは十分ありえます。

どうしてもご不安であれば、短期プライムレート連動の変動金利を選択する方が無難です。

 

ネット銀行の住宅ローンは低金利で魅力的ですが、一般的な住宅ローンと異なる点もありますので、デメリットについても十分理解した上で選択しましょう。

住宅ローンを比較するなら、一括で住宅ローンの審査ができるモゲチェックがおすすめです。

 

モゲチェック

・完全無料の「オンライン住宅ローンサービス」

・あなたが借りられるもっとも低い金利で借入ができる

・住宅ローンの専門家による無料サポート

・サービス登録者数10万名突破、住宅ローンサービス評価で三冠達成

モゲチェックに申し込む

【2022年最新】モゲチェックの評判は?怪しい?|有料サービスなのになぜ無料?

続きを見る

 

住宅ローンの競争が激しくなったことを背景に、どこの銀行を選んでも正直80点は取れます。

住宅ローンの検討において重要なのは「銀行選び」ではなく「住宅ローンの借り方」です。

・いくらまで借りるか

・変動金利か固定金利か

・何年で返済をすべきか

このあたりの返済計画について、まだ決まっていない方はこちらの記事も参考にしてください。

【住宅ローンが選べない方必見】銀行選びの前に4つのポイントを決めよう|初心者向け

続きを見る

 


にほんブログ村 その他生活ブログ ローン・住宅ローンへ
にほんブログ村

  • この記事を書いた人

はじめ

住宅ローンの考え方や知識を発信/不動産営業経験、銀行で住宅ローンを扱っています/不動産会社も銀行も住宅ローンの正しい組み方は教えてくれません!/マイホームをこれから検討する方、既に購入した方にも役立つ情報をお伝えします

-短期プライムレート, 変動金利

© 2022 住宅ローンのわからないを解決する Powered by AFFINGER5