短期プライムレート 変動金利 基礎知識 住宅ローン

【注意】ネット銀行の住宅ローンは「短期プライムレート」に連動していない!?

2021年7月22日

 

この記事でわかること

  • 変動金利を決める「短期プライムレート」とは?
  • ネット銀行の変動金利は何をもとに決まるのか?

 

ネット銀行で住宅ローンを検討する方は近年増加傾向にあります。

ネット銀行の住宅ローンは「低金利」が魅力の一つです。

特に「変動金利」は主要都市銀行と比較してかなり低水準となっています。

(今までネット銀行が最安上位を争っていましたが、2021年4月からみずほ銀行が最安となりました。)

主要都市銀行

三井住友銀行 0.475%

三菱UFJ銀行 0.475%

みずほ銀行 0.375%

(2021年7月時点)

ネット銀行

住信SBIネット銀行 0.41%

auじぶん銀行 0.41%

ソニー銀行 0.457%

paypay銀行 0.38%

イオン銀行 0.52%

楽天銀行 0.527%

(2021年7月時点)

しかし、ネット銀行の変動金利がどのような指標によって変動をするのか、意外に知らない方も多いかと思います。

一般的に変動金利は「短期プライムレート」に連動していますが、ネット銀行は必ずしも「短期プライムレート」に連動しているわけではありません

銀行のHPを探してもなかなかわかりにくい情報ですが、金利が変動するリスクについては十分理解が必要なので、しっかりと理解しておきましょう。

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変動金利を決める「短期プライムレート」とは?

一般的に住宅ローンの変動金利は「短期プライムレート」連動しています。

なので、変動金利を検討している方は特に「短期プライムレート」がどういった特徴があるのか理解しておきましょう。

「短期プライムレート」とは

銀行が最優良の企業(業績が良い、財務状況が良いなど)に貸し出す際の最優遇貸出金利(プライムレート)のうち、1年以内の短期貸出の金利を「短期プライムレート」(略して「短プラ」)といいます。かつてこの短期プライムレートは、各銀行が公定歩合に連動した金利をもとに、信用リスクの大きさに応じて上乗せ金利を付け加えて決めてきました。しかし1989年以降は、公定歩合ではなく譲渡性預金(CD)などの市中金利に連動して決めるようになり、現在では「新短期プライムレート」(略して「新短プラ」)と呼ばれ、一般的となりました。

引用:SMBC日興証券

このプライムレートは日本銀行の政策金利に影響を受けます。

現在は日本銀行のマイナス金利政策により、住宅ローンの金利も史上最低水準になっております。

 

「短期プライムレート」の今までの推移はこのようになっています。

主要銀行の変動金利型の推移を確認してみると、長期的に低水準が続いています。

出典:住宅金融支援機構『民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)』

 

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ネット銀行の変動金利は何をもとに決まるのか?

多くの金融機関では「短期プライムレート」に連動しているが、ネット銀行は必ずしも「短期プライムレート」に連動しているわけではありません。

金融期間のホームページを確認してみると、変動金利が何をもとに決まるのかの記載があります。

明確な記載がないところもありますので、具体的な検討をするときは直接金融機関に確認を取りましょう。

三井住友銀行

新規ご融資利率は、当行所定の短期プライムレートに連動する長期貸出金利を基準とする利率にて決定いたします。

三菱UFJ銀行

当行の「短期プライムレート連動長期貸出金利」を基準に毎月見直しします。

みずほ銀行

新規お借入時の金利は年2回、3月1日・9月1日の短期プライムレート連動長期貸出金利のみずほ銀行最優遇金利(期間3年超)の水準を基準として、各々4月1日・10月1日からの適用金利を決定します。

住信SBIネット銀行

お借入れ後の金利は、毎年4月1日、10月1日の当社の短期プライムレートを基準

auじぶん銀行

金利プランにおいて、基準となる金利(基準金利)を定めており、市場金利をもとに下記事項を勘案してauじぶん銀行独自の判断で決定します。

  • auじぶん銀行が住宅ローンの貸出資金を調達するためのコスト
  • auじぶん銀行が住宅ローンの審査・販売に必要な事務および営業コスト
  • auじぶん銀行の収益および金融情勢など

ソニー銀行

金利は、資金コスト(住宅ローンの貸し出し資金をソニー銀行が調達するために必要なコスト)や営業コスト、および収益を加味して決定されます。最も大きな変動要因は資金コストで、このコストは変更日前数ヶ月における銀行間で取り引きされている金利の動向や、国債の利回りの動向など、該当する期間の指標と連動して上下します。

PayPay銀行

市場金利を考慮し、当社における貸出金(ご融資金)の調達コスト、営業コスト(お申込受付や 審査体制にかかる人員コストなど)、収益状況を勘案し、当社において基準金利を決定いたします。

イオン銀行

店頭表示利率は、資金コスト(住宅ローンの貸出資金をイオン銀行が調達するため に必要なコストをいいます。)や営業コストおよび収益を加味して決定します。

楽天銀行

新規ご融資基準金利は、市場金利等をもとに楽天銀行が決定し、毎月15日以降に、翌月分の基準金利を楽天銀行ウェブサイトでお知らせします。

このようにネット銀行の多くは「短期プライムレート」と連動している表記は少なく、会社の収益やコストを加味して決定するところもあります。

今までの金利推移も「短期プライムレート」連動の金融期間と違った動きをしています。

一概に「短期プライムレート」連動ではないから悪いというわけではなく、金利変動リスクが異なることを理解しておきましょう。

 

まとめ:金利変動リスクを確認しよう

住宅ローンの変動金利に密接に関わる「短期プライムレート」について解説しました。

変動金利を検討している方は特に今後の返済に関わってくるので、金利が何をもとに決まるのか確認しましょう。

特にネット銀行の多くは「短期プライムレート」連動と唱っていないところも多いので、どういった要素で金利が変動するのか一度確認することをおすすめします。

 

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  • この記事を書いた人

はじめ

住宅ローンの考え方や知識を発信📖/不動産営業経験、銀行で住宅ローンを扱っています👨‍💼/不動産会社も銀行も住宅ローンの正しい組み方は教えてくれません!/マイホームをこれから検討する方、既に購入した方にも役立つ情報をお伝えします🙋‍♂️

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