この記事でわかること
- 変動金利を決める「短期プライムレート」とは?
- ネット銀行の変動金利は何をもとに決まるのか?
ネット銀行の住宅ローンは「低金利」が魅力のため、ネット銀行を検討する方は増加傾向にあります。
特に「変動金利」は主要都市銀行と比較してかなり低水準です。
主要都市銀行
三井住友銀行 0.475%
三菱UFJ銀行 0.475%
みずほ銀行 0.375%
(2023年5月時点)
ネット銀行
住信SBIネット銀行 0.32%
auじぶん銀行 0.319%
ソニー銀行 0.447%
paypay銀行 0.38%
イオン銀行 0.43%
楽天銀行 0.550%
(2023年5月時点)
しかし、「ネット銀行の変動金利がどのような指標によって変動をするのか」意外に知らない方も多いです。
一般的に変動金利は「短期プライムレート」に連動していますが、ネット銀行は必ずしも「短期プライムレート」に連動しているわけではありません。
銀行のHPを探してもなかなかわかりにくい情報ですが、金利が変動するリスクについては十分理解が必要なので、しっかりと理解しておきましょう。

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変動金利を決める「短期プライムレート」とは?
一般的に住宅ローンの変動金利は「短期プライムレート」に連動しています。
なので、変動金利を検討している方は特に「短期プライムレート」がどういった特徴があるのか理解しておきましょう。
短期プライムレート
銀行が最優良の企業(業績が良い、財務状況が良いなど)に貸し出す際の最優遇貸出金利(プライムレート)のうち、1年以内の短期貸出の金利を「短期プライムレート」(略して「短プラ」)といいます。
引用:SMBC日興証券

短期プライムレートは日本銀行の政策金利に影響を受けます。
日本銀行の政策として「マイナス金利政策」を実施しているので、その影響で変動金利も低水準になっています。
短期プライムレートの今までの推移を確認してみると、主要銀行の変動金利型は長期的に低水準です。
出典:住宅金融支援機構『民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)』
ネット銀行の変動金利は何をもとに決まるのか?
多くの金融機関では「短期プライムレート」に連動していますが、ネット銀行は必ずしも「短期プライムレート」に連動しているわけではありません。
金融機関のホームページを確認してみると、変動金利が何をもとに決まるのかの記載されています。
明確な記載がないところもありますので、具体的な検討をするときは直接金融機関に確認を取りましょう。
お借入れ後の金利は、毎年4月1日、10月1日の当社の短期プライムレートを基準
金利プランにおいて、基準となる金利(基準金利)を定めており、市場金利をもとに下記事項を勘案してauじぶん銀行独自の判断で決定します。
- auじぶん銀行が住宅ローンの貸出資金を調達するためのコスト
- auじぶん銀行が住宅ローンの審査・販売に必要な事務および営業コスト
- auじぶん銀行の収益および金融情勢など
金利は、資金コスト(住宅ローンの貸し出し資金をソニー銀行が調達するために必要なコスト)や営業コスト、および収益を加味して決定されます。最も大きな変動要因は資金コストで、このコストは変更日前数ヶ月における銀行間で取り引きされている金利の動向や、国債の利回りの動向など、該当する期間の指標と連動して上下します。
市場金利を考慮し、当社における貸出金(ご融資金)の調達コスト、営業コスト(お申込受付や 審査体制にかかる人員コストなど)、収益状況を勘案し、当社において基準金利を決定いたします。
店頭表示利率は、資金コスト(住宅ローンの貸出資金をイオン銀行が調達するため に必要なコストをいいます。)や営業コストおよび収益を加味して決定します。
・楽天銀行
新規ご融資基準金利は、市場金利等をもとに楽天銀行が決定し、毎月15日以降に、翌月分の基準金利を楽天銀行ウェブサイトでお知らせします。
このようにネット銀行の多くは「短期プライムレート」に連動している表記は少なく、会社の収益やコストを加味して決定するところもあります。

一概に「短期プライムレート」連動ではないから悪いというわけではなく、金利変動リスクが異なることを理解しておきましょう。
実際に今までの金利推移も「短期プライムレート」連動の金融機関と違った動きをしていました。
まとめ:金利変動リスクを確認しよう
住宅ローンの変動金利に密接に関わる「短期プライムレート」について解説しました。
変動金利を検討している方は特に今後の返済に関わってくるので、金利が何をもとに決まるのか確認しましょう。
特にネット銀行の多くは「短期プライムレート」連動と唱っていないところも多いので、どういった要素で金利が変動するのか一度確認することをおすすめします。
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