こんな人におすすめ
- 住宅ローンを見直したい人
- そもそも同じ銀行で借り換えができるのか知りたい人
- 借りている金利よりも現在の金利の方が低くて納得いかない人
「住宅ローンを見直したいけど、他の銀行へ借り換えるのは時間がかかりそうだし、同じ銀行で借り換えできないかな」と考えていませんか?
結論から言うと、同じ銀行で住宅ローンの借り換えは原則できませんが、住宅ローンの条件変更は交渉ができます。
銀行員で住宅ローンの相談を年間100件以上受けている筆者が住宅ローンを見直したい人へ向けて、同じ銀行で住宅ローンの条件変更をする方法を具体的に解説していきます。
この記事で紹介している方法やポイントを知らずに交渉してしまうと、交渉に失敗する確率が高くなってしまうので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
記事を書いている人
- 銀行で住宅ローン業務を担当
- 不動産会社で7年間の営業経験
- マイホームの購入を検討するお客様を1,000名以上担当
- 宅地建物取引士取得
- 詳細は『プロフィールへ』
同じ銀行で住宅ローンの借り換えはできないが条件変更はできる
同じ銀行で住宅ローンの借り換えは原則できません。理由は住宅ローンを貸している銀行側からするとメリットがないからです。
ただし、以下の場合は同じ銀行でも住宅ローンの借り換えをすることができます。
- フラット35からフラット35へ借り換える
- 同じ銀行でも別商品の住宅ローンに借り換える
同じ銀行で住宅ローンの内容を見直したいなら、借り換えではなく金利などの融資条件を変更する「条件変更」の相談をしてみましょう。
条件変更なら他の銀行へ借り換えるよりも手間が少なく、住宅ローンの返済金額を大きく減らせる可能性があります。
住宅ローンの借り換えと条件変更の違いを解説
他の銀行へ住宅ローンを借り換えるのと、同じ銀行で住宅ローンの条件変更をするのでは、以下のような違いがあります。
- 借り換え
- 今の住宅ローンを完済して、新たに住宅ローンを借りる方法
- 条件変更
- 今の住宅ローンはそのままで、金利などの融資条件を変更する方法
住宅ローンの借り換えと条件変更の具体的な違いを以下にまとめました。
項目 | 借り換え | 条件変更 |
---|---|---|
手続き | 多い | 少ない |
費用 | 高い | 安い |
審査 | 必要 | 必要なこともある |
銀行の選択肢 | 多い | ない |
住宅ローンの返済負担を減らしたいなら、どちらか片方だけの検討よりも両方の方法を同時進行するのがおすすめです。
借り換えずに同じ銀行で住宅ローンを見直す4つの方法
他の銀行へ借り換えせずに、同じ銀行で住宅ローンを見直す具体的な方法を4つ紹介します。
同じ銀行で住宅ローンを見直す方法
1.金利引き下げの交渉をする
住宅ローンを借りている銀行へ交渉することで、住宅ローンの金利を下げてもらえることがあります。
最近は住宅ローン業界の競争が激化して、借り換えを検討する人も多くなったことで、銀行は「既存顧客が他の銀行に取られるくらいなら金利交渉に応じる」ことも珍しくないです。
具体的な交渉のやり方については「金利交渉を成功させるための3つのポイント」を参考にしてみてくださいね。
2.金利タイプを変更する
住宅ローンの金利タイプには変動金利と固定金利の2種類がありますが、銀行によっては返済期間中でも金利タイプを変更することができます。
ただ、住宅ローンを固定金利で借りている人は以下の点に注意をしましょう。
- 固定金利期間中は変動金利へ変更ができない
- 固定期間終了後は高めの金利になる傾向がある
住宅ローンを見直す目的が「金利を下げて住宅ローンの返済負担を減らしたい」という人には「金利タイプを変更する」方法はおすすめできません。
変動金利で借りている人が「将来的な金利上昇へ対策をしたい」といった理由で、固定金利へ変更する場合に検討する方法です。
3.返済期間の変更を交渉する
住宅ローンの返済期間を短くしたり長くすることも交渉できます。
ただ、返済期間を長くする方法は「返済が苦しい人の救済措置」としての対応がほとんどなので、本当に返済が苦しい人以外にはおすすめできません。
返済期間が長くなることで住宅ローンの毎月返済する金額は下がりますが、金利を支払う期間も長くなるので総返済額は高くなる点にも注意しましょう。
中国銀行のように返済が苦しくない人でも柔軟に対応している銀行もあります。
4.繰上返済をする
繰上返済(くりあげへんさい)とは、通常の返済とは別にまとまった金額の返済をする方法です。
繰上返済をすればその分の利息が軽減されるため、住宅ローンの毎月返済額を減らしたり、完済時期を早めたりすることができます。
手元にまとまったお金があれば繰上返済ができるので、簡単に利息を減らしたい人におすすめの方法です。
ただ、住宅ローンを有効活用するなら繰上返済はおすすめしませんので、以下の記事も参考にしてみてください。
金利交渉を成功させるための3つのポイント
金利交渉に成功すれば、借り換えよりも手続きが少なく返済額を見直せます。
ただ、銀行からすると金利を下げるメリットがないので、交渉にあたって何も対策をしていないと失敗する確率が高いです。
金利交渉を成功させる一番のポイントは、住宅ローンの借り換えを本気で考えていることを銀行へ伝えることです。
他にも金利交渉を成功させるためのポイントをまとめましたので、参考にして銀行へ金利交渉してみましょう。
1.他の銀行へ借り換えを検討していることを伝える
金利交渉するときでも、まずは他の銀行で借り換えができるのかを調べてみましょう。
できれば複数の銀行で借り換えの審査をしてみて、具体的な条件や審査結果まで確認できているとベストです。
銀行からすると金利交渉に応じようとしても、具体的な金利条件などがないと金利を下げる判断がしにくいからです。
他の銀行で借り換えた方がメリットが大きいようなら、そのまま借り換えで手続きを進めてもいいので、同時進行で検討するのがおすすめです。
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2.審査に通りにくいタイミングで交渉しない
金利交渉に成功した場合、現在借り入れしている銀行で再度審査が行われることが一般的です。
他の銀行への借り換え審査に通っているならそこまで心配することはありませんが、以下の該当がないかチェックをしておきましょう。
- 転職したばかりでないか
- 以前よりも大幅に収入が減少していないか
- 住宅ローンを含む借り入れで返済の遅れがないか
3.交渉に失敗しても問題なし!まずは相談してみる
「金利交渉に応じてくれなかった」「交渉はできたけど審査に落ちた」といった場合でも、現在の住宅ローンを返済し続ければいいので、交渉に失敗しても問題はありません。
また、他の銀行への借り換えを検討する時間や交渉する手間はあるものの、借り換えの審査や金利交渉にはお金がかかりません。
「現在の住宅ローンの金利が少し高いかも」と感じるようなら、まずは金利交渉と借り換えを同時にチャレンジしてみましょう。
まとめ:同じ銀行で住宅ローンの金利交渉をしてみよう
同じ銀行での住宅ローンの借り換えは原則できません。同じ銀行で住宅ローンの内容を見直したいなら、金利などの融資条件を変更する「条件変更」の相談をしてみましょう。
同じ銀行で住宅ローンを見直す方法
金利交渉に成功すれば借り換えよりも手続きが少なく返済額を見直せるので、「現在の住宅ローン金利が少し高いかも」と感じるようなら金利交渉にチャレンジしてみましょう。
もし交渉に失敗しても、現在の住宅ローンを返済し続ければいいので問題ありません。
金利交渉の成功確率を上げるためには、他の銀行で借り換えを本気で考えていることを伝えるのがポイントです。
複数の銀行で借り換えの審査をしてみて、具体的な条件や審査結果まで確認できていると有利に交渉を進められます。
住宅ローンの借り換えを検討するなら、住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を利用してみましょう。
モゲチェックを利用すると、一番オトクな住宅ローンを探す、申し込む、交渉する手間を省くことができ、効率よく借り換えを検討できます。
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