- 住宅ローンの借り換えを考えているけど、本当にお得になるのかな?
- 住宅ローンの借り換えでは具体的にどんな条件を見ればいいの?
- 自分の場合は住宅ローンの借り換えでお得になるのかな?
住宅ローンの借り換えに成功すると、トータルで100万円以上の返済額を軽減できることも珍しくありません。
ただし、住宅ローンの借り換えがお得かどうかは、シミュレーションを行わないとわからないため、面倒に感じますよね。
実は、住宅ローンの借り換えで得するための条件があるのでこっそり教えちゃいます。
この記事を読むとあなたがお得に借り換えができるのかがわかるので、少しでもお得になりそうと感じたら、まずはシミュレーションで具体的なメリットを確認しましょう。是非、最後まで読んでくださいね。
記事を書いている人
- 銀行で住宅ローン業務を担当
- 不動産会社で7年間の営業経験
- マイホームの購入を検討するお客様を1,000名以上担当
- 宅地建物取引士取得
- 詳細は『プロフィールへ』
住宅ローンの借り換えで得するための条件は3つ
お得に住宅ローンを借り換えるためには、以下の3つの条件に注目してみましょう。
住宅ローン借り換えで得する条件
- 借り換え前後で金利0.3%以上の差がでる
- 住宅ローン残高が1,000万円以上ある
- 残りの返済期間が10年以上ある
一つでも条件に該当するなら借り換えメリットが出る可能性があるので、まずはシミュレーションをしてみましょう。
【得する条件1】借り換え前後で金利0.3%以上の差がでる
以前までは借り換え前後で1%以上の金利差が借り換えの目安になっていました。
しかし、最近の住宅ローン商品は低金利が進んだため、0.3%以上の金利差があればお得になる可能性があります。
借り換え前 | 借り換え後(0.4%) | 借り換え後(0.7%) | |
---|---|---|---|
ローン残高 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 |
借入金利 | 1.0% | 0.4% | 0.7% |
返済期間 | 25年 | 25年 | 25年 |
毎月返済額 | 7万5,374円 | 7万0,066円 | 7万2,689円 |
総返済額 | 2,261万2,200円 | 2,101万9,800円 | 2,180万6,700円 |
諸費用 | ー | 66万円 | 66万円 |
借り換え効果 | ー | 93万2,400円 | 14万5,500円 |
金利差が0.3%の場合のシミュレーションもしてみましたが、しっかりと借り換えによる効果はでています。
借り換えによる諸費用はかかるものの、現在のローン条件と借り換え後の条件によっては借り換えによって100万円以上の軽減効果がでる可能性もあります。
【得する条件2】住宅ローン残高が1,000万円以上ある
住宅ローン残高が多く残っているほど借り換えによる利息軽減効果は大きくなります。
ローン残高 | 1,000万円 | 2,000万円 | 3,000万円 |
現在の金利 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
借り換え後の金利 | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
返済期間 | 25年 | 25年 | 25年 |
軽減する金額 | 27万6,300円 | 158万2,400円 | 288万8,500円 |
目安としては現在の住宅ローン残高1,000万円以上あるなら、一度シミュレーションをしてみましょう。
ただし、あくまで目安なので住宅ローン残高1,000万円未満でも、その他の借入条件によっては借り換えメリットがでることもあります。
【得する条件3】残りの返済期間が10年以上ある
住宅ローンの残りの期間が長いほど借り換えによる利息軽減は大きくなります。
残りの返済期間 | 10年 | 15年 | 20年 |
ローン残高 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 |
現在の金利 | 1.3% | 1.3% | 1.3% |
借り換え後の金利 | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
軽減する金額 | 17万640円 | 60万720円 | 104万2,560円 |
目安としては残りの返済期間が10年以上になるなら、一度シミュレーションをしてみましょう。
残りの返済期間が10年未満なら、繰上返済をすることも一つの方法なので、借り換えとあわせて検討をしてみましょう。
金利引き下げできなくても住宅ローン借り換えは得する
金利を下げられなくても、住宅ローンの借り換えはお得になることがあります。
金利引き下げ以外のメリット
- 充実した団体信用生命保険に加入できる
- 固定金利に借り換えれば金利変動リスクがなくなる
- 銀行によってはお得な特典・サービスがある
- リフォーム資金もまとめて借り換えられる
借り換えによる金利引き下げがそこまでできない場合でも、いずれかに魅力を感じるなら、借り換えを検討してみましょう。
1.充実した団体信用生命保険に加入できる
住宅ローンの借り換えをすると、借り換え先の団体信用生命保険(団信)に新たに加入します。
借り換え時に保障の手厚い団信に加入すれば、万が一の事態にも備えられます。
最近の住宅ローンは、一般的な死亡時に住宅ローンが完済される団信に加えて、所定のがんと診断されることで住宅ローンが完済される「がん団信」や、さらに保障範囲の広い団信もあります。
住宅ローンは金利だけでなく、団信の内容も比較して借り換えを検討しましょう。
2.固定金利に借り換えれば金利変動リスクがなくなる
現在、変動金利で借りている場合は、借り換え時に固定金利へ変更することで金利上昇リスクへの対策をすることができます。
「変動金利が上昇したときに、そのときになってから固定金利に借り換えようかな」と考えているかもしれませんが、「変動金利が上昇しているときには固定金利はすでに上昇している」と一般的には言われています。
将来的な金利上昇へ備えておきたいなら、固定金利が低めのうちに借り換えることをおすすめします。
3.お得な特典・サービスがあることも
住宅ローンの借り換えをすると、借り換え先の金融機関で改めて住宅ローンを組み直します。
金融機関によってはサービスや特典を充実させている住宅ローンもあるので、こういったメリットも踏まえた借り換えの検討をしましょう。
- イオン銀行
- イオングループでの買い物が住宅ローン完済まで毎日5%オフ
(詳細記事)現役銀行員がイオン銀行の住宅ローンを徹底解説!知らないと後悔する5つのメリット - SBI新生銀行
- 病児保育サービス、家事代行サービス、コントロール返済など
(詳細記事)銀行員がSBI新生銀行の住宅ローンを解説!知らないと後悔する3つのデメリット
4.リフォーム資金もまとめて借り換えられる
実は、住宅ローンの借り換えとリフォーム資金もまとめて借りられる銀行もあります。
リフォームローンだけで組もうとすると2%〜5%が一般的な水準です。
借り換え時であれば低金利でリフォーム資金も借り入れができるため、自宅のリフォームを検討している人は住宅ローンの借り換えを上手に活用しましょう。
まとめ:まずは住宅ローン借り換えで得するかシミュレーションで確認
この記事ではお得に住宅ローンを借り換えるための条件を解説しました。
一つでも条件に該当するなら借り換えメリットが出る可能性があるので、まずはシミュレーションをしてみましょう。
- 借り換え前後で金利0.3%以上の差がでる
- 住宅ローン残高が1,000万円以上ある
- 残りの返済期間が10年以上ある
住宅ローンの借り換えは金利を引き下げるだけでなく他にもメリットがあるため、以下の点も考慮してお得に借り換えができるか検討することをおすすめします。
金利引き下げ以外のメリット
- 充実した団体信用生命保険に加入できる
- 固定金利に借り換えれば金利変動リスクがなくなる
- 銀行によってはお得な特典・サービスがある
- リフォーム資金もまとめて借り換えられる
少しでも住宅ローンの借り換えでお得になるかもと感じるなら、住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を利用してみましょう。
モゲチェックを利用すると、一番オトクな住宅ローンを探す、申し込む、交渉する手間を省くことができ、効率よく借り換えを検討できます。
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