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知らないと損!現役銀行員がソニー銀行住宅ローンの5つのデメリットを徹底解説

知らないと損!現役銀行員がソニー銀行住宅ローンの5つのデメリットを徹底解説

ソニー銀行はソニーグループが展開するネット銀行です。オリコン顧客満足度調査の住宅ローン部門において11年連続総合1位を獲得していて人気があります。

しかし、ソニー銀行の住宅ローンには知らないと損するようなデメリットがありますので注意しましょう。

この記事では、ソニー銀行住宅ローンの特徴やメリット・デメリットを紹介しますので、最後まで読んで参考にしてくださいね。

記事を書いている人

  • 銀行で住宅ローン業務を担当
  • 不動産会社で7年間の営業経験
  • マイホームの購入を検討するお客様を1,000名以上担当
  • 宅地建物取引士取得
  • 詳細は『プロフィールへ』
はじめ
銀行での住宅ローン業務経験をもとに解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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ソニー銀行住宅ローンの5つのデメリット

ソニー銀行住宅ローンの5つのデメリット

ソニー銀行住宅ローンの5つのデメリットを紹介していきます。

【ソニー銀行住宅ローンのデメリット1】固定金利は高めの水準

ソニー銀行の住宅ローンは変動金利が低金利で魅力的ですが、固定金利は他の銀行と比較して少し高めに設定されています。

金利タイプ変動セレクト
住宅ローン
固定セレクト
住宅ローン
住宅ローン借り換え
(変動セレクト)
変動金利0.597%0.957%0.597%
固定10年1.744%1.344%1.644%1.744%
固定15年2.050%1.650%1.950%2.050%
固定20年2.245%1.845%2.145%2.245%
固定20年超2.526%2.426%2.526%
※物件の購入価格を超えてお借り入れの場合は金利が0.05%(年利)上乗せになります。
引用:ソニー銀行公式HP

特に20年以上の固定金利を検討しているなら、他の銀行のほうが金利水準は低いため、ソニー銀行はおすすめしにくいです。

はじめ
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参考モゲチェック(旧モゲレコ)が怪しくない5つの理由を現役銀行員が解説【評判・口コミ】

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【ソニー銀行住宅ローンのデメリット2】諸費用を借りると金利が0.05%上乗せになる

ソニー銀行の住宅ローンでは物件価格とあわせて購入にかかる諸費用も含めてローンを借りられます。

ただし、物件価格を超える借り入れをする場合は金利が0.05%上乗せになるので注意しましょう。

金利差によってどのくらい返済額に差が出るのシミュレーションをしました。

借入金利0.397%0.447%
借入金額3,000万円3,000万円
借入期間35年35年
月々の返済額7万6,517 円7万7,174 円
総返済額3,279万8,555 円3,307万4,760 円
元利均等返済でのシミュレーション結果

月々の返済額の差は657円の差ですが、35年と長期間になると総返済額の差は約27万円と大きな金額差になります。

諸費用も借り入れする人はしっかりシミュレーションをして、総額がどのくらいになるのか確認をしましょう。

【ソニー銀行住宅ローンのデメリット3】5年ルールや125%ルールがない

ソニー銀行の変動金利には5年ルール・125%ルールが適用されません。

一般的には変動金利を借りる場合は、以下の2つのルールが適用されます。

5年ルール
半年ごとの金利見直しで金利が変動しても、返済額は5年ごとに見直しをする。
125%ルール
5年ごとの返済額見直し時には、返済額の上限として前回返済額の125%までしか上がらない。

この2つのルールがあることで、急激な金利上昇をした場合でもすぐに返済負担は発生しないため、一定期間は安定した返済ができます。

しかし、ソニー銀行ではこの2つのルールが適用されないため、金利が急上昇した場合にはすぐに返済負担が大きくなってしまいます。

金利上昇しても無理なく返済ができるように、「無理のない借入金額にする」「繰上返済できるお金を用意する」ことで対策しましょう。

【ソニー銀行住宅ローンのデメリット4】変動金利は短期プライムレートに連動しない

一般的に変動金利は「短期プライムレート」に連動している銀行がほとんどです。

短期プライムレート
銀行が最優良の企業(業績が良い、財務状況が良いなど)に貸し出す際の最優遇貸出金利(プライムレート)のうち、1年以内の短期貸出の金利を「短期プライムレート」(略して「短プラ」)といいます。(引用:SMBC日興証券

短期プライムレートは日本銀行の政策金利に影響を受けますが、日本銀行はマイナス金利政策を実施しており、その影響で変動金利は低く抑えられています。

ただ、ソニー銀行の変動金利は銀行独自の判断で決定していて、短期プライムレートに連動していません。

会社独自の基準で設定しているので、「ネット銀行の変動金利は変動しやすい」とも言われています。

はじめ
はじめ

個人的な意見としては、変動金利の動きに違いがでる可能性があるものの、その差は大きくないものと考えています。

以下の記事も参考にしていただき、それでも心配な人は短期プライムレートに連動した住宅ローンも検討してみましょう。

【ソニー銀行住宅ローンのデメリット5】「年収400万円以上」が条件のため審査が厳しい

ソニー銀行では「前年度の年収が400万円以上あること」が条件のひとつになっているので、年収400万円未満だと利用はできません。

一般的には前年度の年収100〜200万円以上としている銀行が多いので、ソニー銀行は基準を高めに設定しています。

年収400万円未満でも利用ができて、ソニー銀行と同じくらい低金利で団信も充実しているおすすめの銀行は以下の通りです。

金融機関年収条件変動金利詳細記事
ソニー銀行400万円以上0.397%詳細記事
auじぶん銀行200万円以上0.319%詳細記事
PayPay銀行200万円以上0.290%詳細記事
イオン銀行100万円以上0.430%詳細記事
住信SBIネット銀行条件なし0.320%詳細記事
※物件価格100%の借り入れの場合

ソニー銀行住宅ローンの5つのメリット

ソニー銀行住宅ローンの5つのメリット

ソニー銀行住宅ローンの5つのメリットを紹介していきます。

【ソニー銀行住宅ローンのメリット1】がん団信50が無料で付帯

団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローン返済期間中に契約者が死亡または高度障害になったときに、保険金によって住宅ローンの残高が完済される保険のことです。

一般的な住宅ローンだと、死亡や高度障害時に完済される団信しか無料付帯されません。

がん団信50とは所定のがんと診断されたときローン残高が半分になるもので、ソニー銀行では51歳未満の借り入れなら通常の団信に加えてがん団信50が無料付帯されます。

はじめ
はじめ

金利が低いだけでなく、がんへの備えもできる点がソニー銀行の魅力です。

【ソニー銀行住宅ローンのメリット2】金利0.1%上乗せでさらにがんへの保障が充実

ソニー銀行住宅ローンはがん団信50が無料付帯されますが、金利を0.1%上乗せすることでがん団信100に加入ができるので、さらにがんへの保障を充実にできます。

一般的ながん団信
所定のがんと診断されたときローン残高が0円になる。
ソニー銀行のがん団信100
・所定のがんと診断されたときローン残高が0円になる
・がんによる先進医療を受けたとき通算1,000万円まで保障される
・所定のがん診断時に一時金100万円(所定の皮膚がん・上皮内がんの場合は50万円)
はじめ
はじめ

ただし、加入できるのは借入時の年齢が51歳までなので注意しましょう。

「団信はどこまで手厚くすればいいの?」と悩んでいる人は、以下の記事も参考にしてみてください。

【ソニー銀行住宅ローンのメリット3】事務手数料4.4万円の格安プランがある

ソニー銀行の住宅ローンは事務手数料が安いプランがあるため、諸費用を抑えることができます。

一般的な事務手数料の相場
借入金額×2.2%(税込)
ソニー銀行の事務手数料
一律4.4万円(税込)

借入金額が3,000万円の場合、一般的な事務手数料は「66万円(税込)」が相場ですが、ソニー銀行の場合は4.4万円(税込)で借り入れができます。

ただし、金利の低い「変動セレクト住宅ローン」「固定セレクト住宅ローン」で借りる場合は、事務手数料「借入金額×2.2%(税込)」になるため、プランの違いには注意しましょう。

プラン金利諸費用
変動/固定セレクト住宅ローン低い借入金額×2.2%
住宅ローン高い一律4.4万円
参考:ソニー銀行HP

【ソニー銀行住宅ローンのメリット4】50才までなら35年ローンが組める

ほとんどの銀行では完済時年齢があるので、住宅ローン借入れ時の年齢によっては借入期間が制限されます。

一般的な完済時年齢
80才まで
ソニー銀行の完済時年齢
85才まで

一般的な銀行の住宅ローンだと借入時の年齢が45才まででないと35年ローンを組むことはできませんが、ソニー銀行なら50才までの人なら35年ローンを組めます。

はじめ
はじめ

住宅ローンは長めに組むことをおすすめしているので、45才以上の人ならソニー銀行はおすすめできます。

【ソニー銀行住宅ローンのメリット5】専任アドバイザーがサポートしてくれる

ソニー銀行では専任のローンアドバイザーが住宅ローンの相談から契約までの手続きを電話とメールでサポートしてくれます。

土日祝日も営業、CONSULTING PLAZAならパソコンなどを使用してオンライン相談も可能です。

はじめ
はじめ

「ネット銀行は相談がしにくい」と言われますが、ソニー銀行なら安心ですね。

ソニー銀行住宅ローンがおすすめの人・おすすめできない人

ソニー銀行住宅ローンがおすすめの人・おすすめできない人

ソニー銀行住宅ローンのメリット・デメリットを踏まえて、おすすめできる人とおすすめできない人をまとめました。

おすすめな人

  • がん団信を検討している人
  • 諸費用を抑えたい人
  • 45才以上で長めにローンを借りたい人

おすすめできない人

  • 固定金利を希望している人
  • 諸費用も含めて借りたい人
  • 金利変動リスクが気になる人
はじめ
はじめ

ローンを組む人の状況や要望によってもおすすめの住宅ローンは変わりますので、しっかりと他の銀行と比較をして住宅ローンは選びましょう。

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住宅ローンの比較を自分でやろうとすると、各銀行のホームページを一つずつ調べて、いろいろな知識を勉強する必要もあるため、時間もかかるしわかりにくいのでおすすめしません。

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参考モゲチェック(旧モゲレコ)が怪しくない5つの理由を現役銀行員が解説【評判・口コミ】

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ソニー銀行住宅ローンのよくある質問

どうしてこんなに金利が低いんですか?

実店舗がなく人件費や固定費が少ない分、金利を低くしたり保障内容を充実させることができます。 また、審査基準を高めに設定することで返済不能になる人も少なく、銀行として資金を回収しやすい点も低金利にできる理由です。

ソニー銀行には40年以上の住宅ローンがある?

ソニー銀行では借入期間40年以上の住宅ローンは取り扱っていません。 ライバル銀行の住信SBIネット銀行では、最長50年の住宅ローンの取り扱いをしています。

今までの変動金利の推移はどうなっていますか?

住宅ローンの金利は以下の計算で決まります。

適用金利=基準金利ー引下げ幅

ソニー銀行の変動金利のいままでの基準金利の推移はこのようになっています。

引用:数字で見る!?ソニー銀行の住宅ローン

ソニー銀行住宅ローンのデメリットが気になるならモゲチェックで住宅ローンを比較

ソニー銀行住宅ローンの特徴、メリット・デメリットについて解説をしました。

メリット・デメリットを踏まえて、おすすめできる人とおすすめできない人は以下の通りです。

おすすめな人

  • がん団信を検討している人
  • 諸費用を抑えたい人
  • 45才以上で長めにローンを借りたい人

おすすめできない人

  • 固定金利を希望している人
  • 諸費用も含めて借りたい人
  • 金利変動リスクが気になる人

住宅ローンを比較検討するのに、銀行のホームページを一つずつ調べるのは、時間もかかるし、わかりにくいのでおすすめしません。

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はじめ

住宅ローンの考え方や知識を発信/不動産営業経験、銀行で住宅ローンを扱っています/不動産会社も銀行も住宅ローンの正しい組み方は教えてくれません!/マイホームをこれから検討する方、既に購入した方にも役立つ情報をお伝えします

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